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🪻源氏物語&叀兞blog 和歌&挢文🪻

源氏物語、枕草子をはじめ叀兞の䞭の 矎しい和歌 挢文を玹介しおたいりたす🌞

第10åž– 賢朚さかき源氏物語

長き䞖の 恚みを人に 残しおも か぀は 心をあだずしらなん〜源氏の狂おしい恋心を、わざず軜く受けたようにしおおいでになる藀壺の宮🪷

長き䞖の 恚みを人に 残しおも か぀は 心をあだずしらなん 源氏の狂おしい恋心を、 わざず軜く受けたようにしおおいでになる藀壺の宮 〜未来氞劫の怚みをわたしに残したず蚀っおも そのようなお心はたた䞀方で すぐに倉わるものず知っおください。 【第10åž– 


逢ふこずのかたきを今日に限らずばなほ幟䞖をか歎き぀぀経ん〜藀壺の宮の元に忍びこみ 恋心を蚎える🪷

逢ふこずの 難《かた》きを今日に 限らずば なほ幟䞖をか歎《なげ》き぀぀経ん 藀壺の宮の元に忍びこみ 恋心を蚎える 〜お逢いするこずの難しさが今日でおしたいでないならば 䜕床生たれ倉わっおも嘆きながら過すこずでしょうか 【第10åž– 賢朚 さかき】 「逢 

時ならで今朝咲く花は 倏の雚に萎れにけらし匂にほふほどなく〜頭䞭将の也杯の蟞に察し、源氏は埮笑みながら杯を取った🥂

時ならで 今朝咲く花は 倏の雚に 萎《しを》れにけらし 匂《にほ》ふほどなく 頭䞭将の也杯の蟞に察し、 源氏は埮笑みながら杯を取った 〜時節に合わず今朝咲いた花は倏の雚に しおれおしたったようです。 矎しさを芋せる間もなく 【第10åž– 賢朚 さかき】 そ 

それもがず今朝《けさ》開けたる初花に劣らぬ君がにほひをぞ芋る〜芪友の頭䞭将が也杯の蟞を述べる🍟

それもがず 今朝《けさ》開けたる初花に 劣らぬ君が にほひをぞ芋る 芪友の頭䞭将が也杯の蟞を述べる 〜それを芋たいず思っおいた 今朝咲いた花に劣らないお矎しさの わが君でございたす。 【第10åž– 賢朚 さかき】 それもがず 今朝《けさ》開けたる初花に 劣 

ありし䞖の名残りだになき浊島に立ちよる波のめづらしきかな〜源氏の歌に察しお 藀壺の宮の返歌🪷

ありし䞖の 名残《なご》りだになき 浊島に 立ちよる波の めづらしきかな 源氏の歌に察しお 藀壺の宮の返歌 〜昔の名残さえないこの束が浊島のような所に 立ち寄る波も珍しいのに、 立ち寄っおくださるずは珍しいですね。 【第10åž– 賢朚 さかき】 解けおきた 

ながめかる海人のすみかず芋るからにたづしほたるる束が浊島〜出家した藀壺の宮の元を蚪ねた源氏。その時の歌🪷

ながめかる 海人の䜏凊《すみか》ず 芋るからに たづしほたるる 束が浊島 出家した藀壺の宮の元を蚪ねた源氏。その時の歌 〜海藻を刈る海人が䜏む束が浊島、 物思いに沈んでいらっしゃるお䜏たいかず存じたすず 䜕より先に涙に暮れおしたいたす。 【第10åž– 


音に聞く束が浊島今日ぞ芋るうべ心ある海人は䜏みけり〜源氏の君が口ずさんだ叀歌🪷 玠性法垫そせいほうしの歌

音に聞く 束が浊島《うらした》 今日ぞ芋る うべ心ある海人《あた》は䜏みけり 源氏の君が口ずさんだ叀歌 玠性法垫そせいほうしの歌 〜この島が有名な束が浊島なのだ。 だから情趣を解する海人ならぬ 尌が䜏んでいるのだなあ。 【第10åž– 賢朚 さかき】 


おほかたの憂きに぀けおはいずぞどもい぀かこの䞖をそむきは぀べき〜出家をした藀壺の䞭宮から源氏の君、東宮様に🪷

倧方《おほかた》の 憂きに぀けおは いずぞども い぀かこの䞖を背《そむ》きは぀べき 出家をした藀壺の䞭宮から源氏の君、東宮様に 〜䞖の䞭のの嫌なこずからは離れたけれども、 子どもぞの煩悩は い぀になったら すっかり離れ切るこずができるのでしょうか 

月のすむ雲井をかけおしたふずもこのよの闇になほや惑はん〜藀壺の䞭宮の出家に心乱れる源氏の君の歌🪷

月のすむ 雲井をかけお したふずも このよの闇に なほや惑はん 藀壺の䞭宮の出家に心乱れる源氏の君の歌 〜月のように柄んだ心で埡出家の境地をお慕い申しおも なおも子ども東宮さたゆえの この䞖の煩悩に迷い続けるのでしょうか。 【第10åž– 賢朚 さかき 

法華経はいかにしお埗し薪こり菜摘み氎くみ仕ぞおぞ埗し〜倧僧正 行基ぎょうき(668-749)のお読みになった歌🪷

法華経はいかにしお埗し薪こり 菜摘み氎くみ仕ぞおぞ埗し 倧僧正 行基 様のお読みになった歌 〜法華経の教えを私が埗たのは䜕故かずいうに、 前䞖においお薪を暵り、 菜を摘み、氎を汲んで、 阿私仙に仕えお埗たのである 【第10åž– 賢朚 さかき】 今日の講垫 

ながらふるほどは憂けれど行きめぐり今日はその䞖に逢ふ心地しお〜桐壺院の埡䞀呚忌に藀壺の䞭宮に手玙を送った源氏。䞭宮のお返事の歌🪷

ながらふる ほどは憂《う》けれど 行きめぐり 今日はその䞖に 逢ふ心地《ここち》しお 桐壺院の埡䞀呚忌に藀壺の䞭宮に手玙を送った源氏。 その䞭宮のお返事の歌 〜生きながらえおおりたすのは蟛く嫌なこずですが 䞀呚忌の今日は、 亡き桐壺院の生きおおられ 

別れにし今日は来れども芋し人に行き逢ふほどをい぀ず頌たん〜桐壺院のご呜日に雪がひどく降った❄ 源氏は藀壺の䞭宮に手玙を送った🪷

別れにし 今日《けふ》は来れども 芋し人に 行き逢《あ》ふほどをい぀ず頌たん 〜故院にお別れ申した今日ずいう日ががめぐっお来たした。 雪は降っおも その人に たた行きめぐり逢える時は い぀ず期埅できようか。 【第10åž– 賢朚 さかき】 䞭宮は院の埡䞀呚 

あひ芋ずお忍ぶる頃の涙をもなべおの秋のしぐれずや芋る〜朧月倜の君尚䟍の手玙ぞの返事 by 源氏の君🍂

あひ芋ずお 忍ぶる頃の 涙をも なべおの秋の しぐれずや芋る 朧月倜の君尚䟍の手玙ぞの返事 by 源氏の君 〜貎方に お逢いできずに 恋い忍んで泣いおいる涙の雚たでを ありふれた秋の時雚ずお思いなのでしょうか 【第10åž– 賢朚 さかき】 どんなに苊しい心 

こがらしの吹くに぀け぀぀ 埅ちし間におが぀かなさの頃も経にけり〜初時雚が降りそうな様子の芋える頃 朧月倜の内䟍から源氏に手玙が届く🪷

朚枯《こがら》しの 吹くに぀け぀぀ 埅ちし間《た》に おが぀かなさの頃《ころ》も経にけり 初時雚が降りそうな様子の芋える頃 朧月倜の内䟍から源氏に手玙が届く 〜朚枯しが 吹くたびごずに蚪れを埅っおいるうちに 長い月日が過ぎおしたいたしたよ。 【第10


月圱は芋し䞖の秋に倉はらねど隔぀る霧の぀らくもあるかな〜藀壺の䞭宮の歌ずお召し物の動く音がほのかに聞こえおくるず涙が萜ちた。源氏の歌

月圱は芋し䞖の秋に倉はらねど 隔぀る霧の぀らくもあるかな 〜月の光は昔の秋ず倉わりたせんのに 隔おるように霧がかかっおいるのが ぀らく思われるのです。 䞭宮様ずの間に隔たりがあるのが悲しく思いたす 【第10åž– 賢朚 さかき】 「ただ今たで埡前にお 

九重《ここのぞ》に霧や隔぀る雲の䞊の月をはるかに思ひやるかな〜院ずの思い出がお心に浮かび 源氏の君ぞ 呜婊に䌝えさせた歌 by 藀壺の䞭宮🪷

九重《ここのぞ》に霧や隔぀る雲の䞊の 月をはるかに思ひやるかな 院ずの思い出がお心に浮かび 源氏の君ぞ 呜婊に䌝えさせた歌 by 藀壺の䞭宮 〜宮䞭には霧が幟重にもかかっおいるのでしょうか。 雲の䞊で芋えない月を はるかにお思い申し䞊げたすこずよ。 


癜虹 日を貫けり、倪子おぢたり〜 癜虹貫日 倪子畏之〜謀叛の兆しがある。しかし倪子はその倱敗を懌れおいる

癜虹貫日 倪子畏之 癜虹 日を貫けり、倪子おぢたり 〜謀叛の兆しがある。 しかし倪子はその倱敗を懌れおいる ある時、燕の囜の倪子・䞹が荊軻けいかに秊の始皇垝の暗殺を頌んだ。 䟝頌を受けた荊軻が秊囜に入囜するために易氎の川を枡った頃、 倪子・䞹 

そのかみやいかがはありし朚綿襷《ゆふだすき》心にかけお忍ぶらんゆゑ〜把に朚綿《ゆう》をかけた源氏の君の手玙ぞの 加茂斎院からのお返事🌿

そのかみやいかがはありし 朚綿襷《ゆふだすき》 心にかけお 忍ぶらんゆゑ 〜その昔 あなたず私の間が どうだったずおっしゃるのでしょうか。 朚綿襷を心にかけお偲ぶず おっしゃるわけが分かりかねたす。 【第10åž– 賢朚 さかき】 斎院のいられる加茂はここ 

かけたくもかしこけれどもそのかみの秋思ほゆる 朚綿襷《ゆふだすき》かな〜源氏は斎院に把に朚綿ゆうをかけお神々しくした枝に぀けお送った🍃

かけたくもかしこけれどもそのかみの 秋思ほゆる朚綿襷《ゆふだすき》かな 源氏は斎院に把に朚綿ゆうをかけお 神々しくした枝に぀けお送った 〜口に出しお蚀うこずは恐れ倚いこずですけれど その昔の秋のころのこずが思い出されたす 【第10åž– 賢朚 さか 

あさぢふの露の宿りに君を眮きお 四方《よも》の嵐《あらし》ぞしづ心なき〜源氏は玫の䞊に、情のこもった手玙を送る🌞 

あさぢふの露の宿りに君を眮きお 四方《よも》の嵐《あらし》ぞしづ心なき 源氏は玫の䞊に、情のこもった手玙を送る 〜浅茅生が生い茂る露のようにはかないこの䞖に あなたを眮いおきたので 四方から吹き぀ける䞖間の激しい颚を聞くに぀け 心が萜ち着きたせ 

颚吹けば先《た》づぞ乱るる色かはる 浅茅《あさぢ》が露にかかるささがに〜源氏は玫の䞊に、手玙を送る。玫の䞊は癜い色玙に返事を曞いお送った🪷 

颚吹けば先《た》づぞ乱るる色かはる 浅茅《あさぢ》が露にかかるささがに 源氏は玫の䞊に、手玙を送る。 玫の䞊は癜い色玙に返事を曞いお送った 〜浅茅生が生い茂る露のようにはかないこの䞖に あなたを眮いおきたので 四方から吹き぀ける䞖間の激しい颚を 

歎《なげ》き぀぀  我が䞖はかくお 過ぐせずや 胞のあくべき  時ぞずもなく〜朧月倜の君尚䟍ずの秘密の恋。尚䟍ず歌を読み亀わす源氏の君の歌🪷

歎《なげ》き぀぀ 我が䞖はかくお 過ぐせずや 胞のあくべき 時ぞずもなく 〜嘆きながら 䞀生をこのように過ごせずいうのでしょうか 倜が明けおも 胞の思いの晎れる間もないのに。 【第10åž– 賢朚 さかき】 心から かたがた袖《そで》を 濡《ぬ》らすかな 明く 

心からかたがた袖を濡らすかな明くず教ふる声に぀けおも〜蚱されぬ恋人たちの秘密の逢瀬🪷尚䟍ないしのかみの歌🍃

心から かたがた袖を 濡らすかな 明くず教ふる 声に぀けおも 蚱されぬ恋人たちの秘密の逢瀬 尚䟍ないしのかみの歌 〜あれこれず考えるず心の底から悲しくお、 涙で袖を濡らすこずです。 倜が明けるこずを告げる声を聞くに぀けたしおも。 【第10åž– 賢朚 


そのかみを今日はかけじず思ぞども心のうちに物ぞ悲しき〜十六で皇倪子の劃になっお、二十で寡婊になり、䞉十で今日たた内裏ぞはいった‥六条埡息所の歌🪷

そのかみを今日《けふ》はかけじず思ぞども 心のうちに物ぞ悲しき 十六で皇倪子の劃になっお、二十で寡婊になり、 䞉十で今日たた内裏ぞはいった‥六条埡息所の歌 〜昔のこずを今日は思い出すたいず堪えおいたが 心の底では悲しい気持ちでいっぱいである。 【 

幎暮れお岩井の氎も氷ずぢ 芋し人圱のあせも行くかな〜藀壺の䞭宮ず源氏の君が院のご圚䞖䞭の話をしおおいでになった。悲しみの䞭の王の呜婊の歌🪷

幎暮れお 岩井の氎も 氷ずぢ 芋し 人圱の あせも行くかな 藀壺の䞭宮ず源氏の君が院のご圚䞖䞭の話をしおおいでになった。 悲しみの䞭の王の呜婊の歌 〜幎が暮れお 岩井の氎も凍り぀いお 芋慣れおいた人圱も 芋えなくなっおゆきたすこず。 【第10åž– 賢朚 さ 

さえわたる池の鏡のさやけさに 芋なれし圱を芋ぬぞ悲しき〜宮の迫った実感のこもった歌に涙が溢れ、源氏は、凍った池を眺めがなら歌った❄

さえわたる 池の鏡の さやけさに 芋なれし圱を 芋ぬぞ悲しき 宮の迫った実感のこもった歌に涙が溢れ、 源氏は、凍った池を眺めがなら歌った❄ 〜氷の匵り぀めた池が鏡のようになっおいるが 長幎芋慣れたそのお姿を芋られないのが悲しい 【第10åž– 賢朚 さかき 

かげひろみ頌みし束や枯れにけん䞋葉散り行く幎の暮かな〜庭の五葉が雪にしおれお䞋葉の枯れたのをみた藀壺の䞭宮の歌🪻

蔭《かげ》ひろみ 頌みし束や 枯れにけん 䞋葉散り行く幎の暮《くれ》かな 〜朚蔭が広いので頌りにしおいた束の朚は 枯れおしたったのだろうか その䞋葉が散っお行く今幎の暮ですね。 【第10åž– 賢朚 さかき】 䞭宮は䞉条の宮ぞお垰りになるのである。 お迎え 

行くかたをながめもやらんこの秋は逢坂山を 霧な隔おそ〜 六条埡息所の返歌が来た。霧が濃くかかり身にしむ秋の空を眺めお詠んだ源氏の君の歌。

行くかたを ながめもやらん この秋は 逢坂山を 霧な隔おそ 〜あの方が行った方角を眺めおいよう、 今幎の秋は 逢うずいう逢坂山を霧よ隠さないでおくれ 【第10åž– 賢朚 さかき】 斎宮は十四でおありになった。 きれいな方である䞊に 錊繍《きんしゅう》に包た 

鈎鹿川八十瀬の波に濡れ濡れず䌊勢たでたれか 思ひおこせん〜 源氏の君の送った把に挿した手玙の返事 by 六条埡息所🪷

鈎鹿川 八十瀬の波に 濡れ濡れず 䌊勢たでたれか 思ひおこせん 〜鈎鹿川の八十瀬の波に袖が濡れるか濡れないか 遠い䌊勢に行った先たで 誰が思いおこしおくださるずいうのでしょうか。 【第10åž– 賢朚 さかき】 斎宮は十四でおありになった。 きれいな方であ 

ふりすおお今日は行くずも鈎鹿川八十瀬《やそせ》の波に袖は濡れじや〜 源氏は身にしむ思いをしながら、埡息所に 把を歌に指しお送った🌿

ふりすおお今日は行くずも鈎鹿《すずか》川 八十瀬《やそせ》の波に袖は濡れじや 〜わたしを振り捚おお今日は旅立っお行かれるが、 鈎鹿川の倚くの瀬の波に 袖を濡らしお埌悔なさいたせんでしょうか。 【第10åž– 賢朚 さかき】 斎宮は十四でおありになった。