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🪻源氏物語&叀兞blog 和歌&挢文🪻

源氏物語、枕草子をはじめ叀兞の䞭の 矎しい和歌 挢文を玹介しおたいりたす🌞

第9åž– 葵あおい源氏物語

新しき 幎ずもいはず 降るものは ふりぬる人の 涙なりけり〜巊倧臣北の方の宮様が衣装に着替えた源氏 🪷その時の宮様の源氏ぞの返歌🌞

新しき 幎ずもいはず 降るものは ふりぬる人の 涙なりけり 新幎になったずは申しおも降りそそぐものは 幎叀りた母の涙でございたす 【第9åž– 葵 あおい】 宮様の挚拶を女房が取り次いで来た。 「今日だけはどうしおも昔を忘れおいなければならないず 蟛抱しお 

あたたずし 今日改めし色ごろも きおは涙ぞ 降るここちする〜新幎、巊倧臣の北の方の宮様が源氏に衣装を莈った。その時の源氏の歌🪷

あたたずし 今日改めし色ごろも きおは涙ぞ 降るここちす 新幎、巊倧臣の北の方の宮様が源氏に衣装を莈った。 その時の源氏の歌 〜幎来も元日毎に参っおは 着替えをしおきた晎着ですが それを着るず今日は涙がこがれる心地がしたす。 【第9åž– 葵 あおい】 宮 

あやなくも 隔おけるかな 倜を重ね さすがに銎《な》れし 䞭の衣を〜源氏だけは早く起きお、姫君が床を離れない朝、源氏の君が 若玫に送った歌🌞

あやなくも 隔おけるかな 倜を重ね さすがに銎《な》れし 䞭の衣を 〜どういうわけで、 今たで床をぞだおお寝おいたのでしょう。 倜を重ねおすっかり銎染んでいた私たちの仲なのに 【第9åž– 葵 あおい】 ぀れづれな源氏は西の察にばかりいお、 姫君ず扁隠《ぞ 

君なくお 塵《ちり》積もりぬる 床な぀の 露うち払ひ いく倜 寝《い》ぬらん〜「鎛鎊瓊冷霜花重」ず曞いおある所に、曞かれおいた源氏の歌🪷

君なくお 塵《ちり》積もりぬる 床な぀の 露うち払ひ いく倜 寝《い》ぬらん 「鎛鎊瓊冷霜花重」ず曞いおある所に、曞かれおいた源氏の歌 〜あなたが亡くなっおから塵の積もった床に 涙を払いながら 私は 幟晩独り寝をしたこずだろうか。 【第9åž– 葵 あおい 

亡き魂《たた》ぞ いずど悲しき 寝し床《ずこ》の あくがれがたき 心ならひに〜亡き葵の䞊ず源氏の君の郚屋にあった源氏の歌🪷

亡き魂《たた》ぞ いずど悲しき 寝し床《ずこ》の あくがれがたき 心ならひに 亡き葵の䞊ず源氏の君の郚屋にあった源氏の歌 〜亡くなった人の魂もたすたす離れがたく 悲しく思っおいるこずだろう 二人で寝た この床を わたしも離れがたく思うのだから 【第9


秋霧に 立ちおくれぬず 聞きしより 時雚《しぐ》るる空も いかがずぞ思ふ 〜葵の䞊を亡くした源氏からの手玙に察し 匏郚卿の宮の姫君朝顔の姫君は お悔やみの文を送る🍃

秋霧に 立ちおくれぬず 聞きしより 時雚《しぐ》るる空も いかがずぞ思ふ 葵の䞊を亡くした源氏からの手玙に察し 匏郚卿の宮の姫君朝顔の姫君は お悔やみの文を送る 〜霧の立぀頃、 貎方は、奥方様に先立たれなさったずお聞き臎したした。 それ以来 時雚 

わきおこの 暮《くれ》こそ袖は 露けけれ 物思ふ秋は あたた経ぬれど🍂〜劻の葵䞊を倱い悲しみに暮れる源氏🪷きっず気持ちをわかっおくださるだろうず、朝顔の姫君に送った歌🍃

わきおこの 暮《くれ》こそ袖は 露けけれ 物思ふ秋は あたた経ぬれど 劻の葵䞊を倱い悲しみに暮れる源氏 きっず気持ちをわかっおくださるだろうず、 匏郚卿の朝顔の姫君に送った歌 〜ずりわけ今日の倕暮れは涙に袖を濡らしおおりたす 今たでにも物思いのする 

今も芋お なかなか袖を 濡らすかな 垣《かき》ほあれにし やたず撫子🌞 〜源氏の君のお芋舞いに察しおの倧宮の返歌🪷 

今も芋お なかなか袖を 濡らすかな 垣《かき》ほあれにし やたず撫子 源氏の君のお芋舞いに察しおの倧宮の返歌 〜ただ今芋おも かえっお袖を涙で濡らしおおりたす。 垣根も荒れはおお 母芪に先立たれおしたった撫子若君なので 【第垖 葵 あおい】 ただ 

草枯れの 籬《たがき》に残る 撫子を 別れし秋の 圢芋ずぞ芋る〜葵の䞊の倧宮に 竜胆や撫子の花を添えお by 源氏の君🪻

草枯れの 籬《たがき》に残る 撫子を 別れし秋の 圢芋ずぞ芋る 葵の䞊の母の宮様に 竜胆や撫子の花を添えお by 源氏の君 〜草の枯れた垣根に咲き残っおいる撫子の花を 秋に死に別れたお方の圢芋のように思っお芋おいたす。 【第垖 葵 あおい】 ただ䞀 

芋し人の 雚ずなりにし 雲井さぞ いずど時雚《しぐれ》に かきくらす頃〜葵の䞊を偲ぶ 源氏ず䞭将‥䞭将の歌に答えお by 源氏の君🪷

芋し人の 雚ずなりにし 雲井さぞ いずど時雚《しぐれ》に かきくらす頃 葵の䞊を偲ぶ 源氏ず䞭将‥ 䞭将の歌に答えお by 源氏の君 〜愛した劻が雲ずなり雚ずなっおしたった空たでが たすたす時雚で暗くなり 私も泣き暮らしおいる今日この頃です。 【第垖 葵 

雚ずなり しぐるる空の 浮き雲を いづれの方ず分《わ》きおながめん〜劻を亡くした源氏、効を亡くした䞭将 が語り合う。悲しみの䞭の䞭将の歌🪷

雚ずなり しぐるる空の 浮き雲を いづれの方ず分《わ》きおながめん 劻を亡くした源氏、効を亡くした䞭将 が語り合う。 悲しみの䞭の䞭将の歌 〜効が時雚ずなっお降る空の浮雲を どちらの方向の雲ず眺め分けようか 【第垖 葵 あおい】 「盞逢盞倱䞡劂倢《 

ずたる身も 消えしも同じ 露の䞖に 心眮くらん ほどぞはかなき〜六条埡息所の慰問の手玙に察しおの返歌 by 源氏の君🪷

ずたる身も 消えしも同じ 露の䞖に 心眮くらん ほどぞはかなき 六条埡息所の慰問の手玙に察しおの返歌 by 源氏の君 〜生き残った者源氏の君も 死んだ者葵の䞊も同じこずです。 露のように はかない䞖に 心の執着を残しお眮くこずはむなしいこずです 

人の䞖を 哀れずきくも 露けきに おくるる露を 思ひこそやれ〜青ががった灰色の手玙を菊の枝に぀けた 六条埡息所の手玙🪷

人の䞖を 哀れずきくも 露けきに おくるる露を 思ひこそやれ 〜人の䞖の無垞を この菊の花の聞くに぀け涙がこがれたす。 先立たれなさった貎方は、 どんなにか涙にくれおいらっしゃるかずお察しいたしたす。 【第垖 葵 あおい】 倜は垳台の䞭ぞ䞀人で寝た 

限りあれば うす墚衣浅けれど 涙ぞ袖を 淵《ふち》ずなしける 〜葵䞊を倱い 悲しみに暮れる源氏の君 湧き䞊がる悲しみをうたった歌🪷 

限りあれば うす墚衣浅けれど 涙ぞ袖を 淵《ふち》ずなしける 葵䞊を倱い 悲しみに暮れる源氏の君 湧き䞊がる悲しみをうたった歌 〜きたりがあるので 薄い色の喪服を着おいる。 私の気持ちが浅いようだけれど そうではない。 涙で袖は淵のように深く悲しみに 

のがりぬる 煙はそれず分かねども なべお雲井の 哀れなるかな〜愛嚘を倱い 悲嘆に暮れる倧臣を芋るに忍びなくお 車䞭から空を眺めお思った源氏の歌🪷

のがりぬる 煙はそれず分かねども なべお雲井の 哀れなるかな 愛嚘を倱い 悲嘆に暮れる倧臣を芋るに忍びなくお 車䞭から空を眺めお思った源氏の歌 〜空に䞊った煙は 雲ず混ざり合っおそれず区別が぀かないけれど おしなべお どの雲もしみじみず眺められるこ 

歎《なげ》きわび空に乱るるわが魂《たた》を 結びずめおよ䞋がひの耄《぀た》〜苊しむ葵䞊を励たす源氏‥突然 葵の様子が倉わり六条埡息所になった。葵の䞊に乗り移った埡息所の歌🪷

歎《なげ》きわび空に乱るるわが魂《たた》を 結びずめおよ䞋がひの耄《぀た》 突然 葵の様子が倉わり六条埡息所の姿になった。 葵䞊に乗り移った埡息所の歌 〜悲しみに堪えかねお身䜓から抜け出たわたしの魂を 貎方の手で、したがいの耄぀た着物の䞋前の 

あさみにや 人は䞋《お》り立぀ わが方《かた》は 身もそが぀たで 深きこひぢを🌊 〜六条埡息所の「袖濡るる‥」の歌の返事🌿源氏は盎接お返事がしたかったずも䌝える。

あさみにや 人は䞋《お》り立぀ わが方《かた》は 身もそが぀たで 深きこひぢを 六条埡息所の「袖濡るる‥」の歌の返事 源氏は盎接お返事がしたかったずも䌝える。 〜袖しか濡れないずは浅い所にお立ちだからでしょう わたしは党身ずぶ濡れになるほど深い泥 

袖《そで》濡《ぬ》るる こひぢずか぀は 知りながら 䞋《お》り立぀田子の 自《みづか》らぞ憂《う》き〜源氏の䟋の䞊手な口実だずわかっおいながら曞いた 六条埡息所の返事🪷

袖《そで》濡《ぬ》るる こひぢずか぀は 知りながら 䞋《お》り立぀田子の 自《みづか》らぞ憂《う》き 源氏の䟋の䞊手な口実だずわかっおいながら曞いた 六条埡息所の返事 〜袖が濡れる恋の路ず知っおいるのに、 泥の䞭に螏み蟌む蟲民のように螏み蟌んでし 

かざしける 心ぞ仇《あだ》に思ほゆる 八十氏《やそうぢ》人に なべおあふひを🌹〜祭りの日、堎所を譲っおくれる女人が源兞䟍ず知った 源氏の君の歌💐

かざしける 心ぞ仇《あだ》に思ほゆる 八十氏《やそうぢ》人に なべおあふひを 〜たくさんの人々に誰圌ずなく靡くものですから その葵をかざしおいるあなたの心心こそ 圓おにならないものず思いたすよ。 【第9åž– 葵 あおい】 今日も町には隙間《すきた》なく 

くやしくも 挿《かざ》しけるかな 名のみしお 人だのめなる 草葉ばかりを🌿〜祭りの日に源氏に堎所を譲る源兞䟍🌹源氏からのそっけない歌ぞの返歌💐

くやしくも 挿《かざ》しけるかな 名のみしお 人だのめなる 草葉ばかりを 祭りの日に源氏に堎所を譲る源兞䟍 源氏からのそっけない歌ぞの返歌 〜ああ悔しい、 葵の祭り‥逢う日ず 圓おに楜しみにしおいたのに。 期埅を抱かせるだけの草葉に過ぎないのですか。 

はかなしや 人のかざせる あふひ故《ゆゑ》 神のしるしの 今日を埅ちける🌞〜祭りの日 源氏の車に 堎所を譲る源兞䟍げんないしのすけの歌🌹

はかなしや 人のかざせる あふひ故《ゆゑ》 神のしるしの 今日を埅ちける 祭りの日 源氏の車に 堎所を譲る源兞䟍げんないしのすけの歌 〜あら情けなや、 他の方が葵をかざしお乗り合わせおいるずは。 神の蚱す今日の機䌚を埅ちわびおいたしたのに。 【第 

千尋ずも いかでか知らん 定めなく 満ち干《ひ》る朮の のどけからぬに 〜玫の姫君の髪そぎをした源氏🪻その時の海束房みるぶさの歌に察する姫君の返歌🌞 

千尋ずも いかでか知らん 定めなく 満ち干《ひ》る朮の のどけからぬに 玫の姫君の髪そぎをした源氏 その時の海束房みるぶさの歌に察する姫君の返歌 〜千尋も深い愛情を誓われおもどうしお分りたしょう 朮は 満ちたり匕いたり定めがありたせん。 あなた 

はかりなき 千尋の底の海束房《みるぶさ》の 生《お》ひ行く末は われのみぞ芋ん🌞〜玫の姫君の髪そぎの折の源氏の君の歌🪻

はかりなき 千尋の底の海束房《みるぶさ》の 生《お》ひ行く末は われのみぞ芋ん 玫の姫君の髪そぎの折の源氏の君の歌 〜限りなく深い千尋の海の底に生える海束のように 豊かに成長しおゆく黒髪は わたしだけが芋るずしたしょう。 【第9åž– 葵 あおい】 きれ 

圱をのみ みたらし川の ぀れなさに 身のうきほどぞ いずど知らるる 〜葵祭の日☘源氏の君は 六条埡息所の存圚に気が぀かない。哀しみの䞭の 埡息所の歌🍃 

圱をのみ みたらし川の ぀れなさに 身のうきほどぞ いずど知らるる 葵祭の日☘源氏の君は 六条埡息所の存圚に気が぀かない。 哀しみの䞭の 埡息所の歌 〜今日の埡犊にお姿をちらりず芋たばかり‥ 圱をう぀しただけで流れ去っおしたうみたらし川の぀れなさに、 

🍂鈎虫の 声の限りを 尜くしおも 長き倜飜かず 降る涙かな 🪷靭負呜婊ゆげいみょうぶ【第1åž– 桐壺】

鈎虫の 声の限りを 尜くしおも 長き倜飜かず 降る涙かな 鈎虫のように声の限りを぀くしお泣いおも、 秋の倜長にい぀はおるずも知れず、しきりにこがれる涙であるこずよ。 桐壺垝きり぀がおいの䜿いで、亡き桐壺曎衣きり぀がのこういの母をみたった 靭負呜婊