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源氏物語&古典blog✨🪷 🌿和歌 ときどき漢文🌿

源氏物語、枕草子をはじめ古典の中の 美しい和歌 漢文を紹介してまいります🌸

【源氏物語625 第20帖 朝顔7】人知れず 神の許しを 待ちしまに ここらつれなき 世を過ぐすかな〜朝顔の姫君に by 源氏の君🌺

人知れず 神の許しを 待ちしまに ここらつれなき 世を過ぐすかな 朝顔の姫君に by 源氏の君 〜誰にも知られず 神の許しを待っていた間に、 長年つらい世を過ごしてきたことです。 【源氏物語625 第20帖 朝顔7】 「今になりまして、 お居間の御簾の前などにお…

🌹【聞き流し 作業&学習BGM1〜10】🌿源氏物語に親しむ🪷(少し早めの設定にしています)

少納言のホームページ 源氏物語&古典 少納言の部屋ぜひご覧ください https://syounagon.jimdosite.com 【ふるさと納税】京都・遊絲舎/丹後の藤布 八寸名古屋帯「夏一文字」(白)全通/選べるお仕立て付【伝統工芸】 夏一文字 藤布 布 浴衣 小紋 上布 紬 伝…

【源氏物語618 第19帖 薄雲49 完】浅からぬ 下の思ひを 知らねばやな なほ篝火の影は 騒げる

浅からぬ 下の思ひを 知らねばやな なほ篝火の影は 騒げる 明石の上に by 源氏の君 〜わたしの深い気持ちを御存知ないからでしょうか 今でも篝火のように ゆらゆらと心が揺れ動くのでしょう 【源氏物語618 第19帖 薄雲49 完】 住み馴れるにしたがって ますま…

【源氏物語618 第19帖 薄雲49 完】いさりせし 影忘られぬ 篝火は 身の浮舟や 慕ひ来にけむ by 明石の上🪷

いさりせし 影忘られぬ 篝火は 身の浮舟や 慕ひ来にけむ 源氏の君に by 明石の上 〜あの明石の浦の漁り火が思い出されますのは わが身の憂さを追って ここまでやって来たのでしょうか 【源氏物語618 第19帖 薄雲49 完】 住み馴れるにしたがって ますます凄い…

【源氏物語614 第19帖 薄雲45】君もさは 哀れをかはせ 人知れず わが身にしむる秋の夕風🍂 by 源氏の君

君もさは 哀れをかはせ 人知れず わが身にしむる秋の夕風 斎宮の女御に by 源氏の君 〜あなたもそれでは情趣を交わしてください、 誰にも知られず 自分ひとりでしみじみ 身にしみて感じている 秋の夕風ですから 【 第19帖 薄雲45】 お言葉尻《じり》の しど…

【源氏物語596 第19帖 薄雲27】入り日さす 峯にたなびく 薄雲は 物思ふ袖に 色やまがへる by 源氏の君

入り日さす 峯にたなびく 薄雲は 物思ふ袖《そで》に色やまがへる by 源氏の君 〜入り日が射している峰の上に たなびいている薄雲は 悲しんでいるわたしの喪服の袖の色に似せたのだろうか 源氏は二条の院の庭の桜を見ても、 故院の花の宴の日のことが思われ…

行きて見て 明日もさねこん なかなかに 遠方人《をちかたびと》は心おくとも by 源氏 ❄️ ウキウキおめかしして 明石の上のところに行く源氏への歌に対しての返歌🌷

行きて見て 明日もさねこん なかなかに 遠方人《をちかたびと》は 心おくとも by 源氏の君 紫の上の「明日帰ってくると思って待ちましょう」という歌への返歌 〜ちょっと行ってみて明日にはすぐに帰ってこよう かえってあちらが機嫌を悪くしようとも 【源氏…

船とむる遠方人《をちかたびと》のなくばこそ 明日帰りこん夫《せな》とまち見め by 紫の上 🪷 大堰の山荘の明石の上の元に おしゃれして行こうとする源氏への歌❄️【 第19帖 薄雲15】

船とむる遠方人《をちかたびと》のなくばこそ 明日帰りこん夫《せな》とまち見め by 紫の上 大堰の山荘の明石の上の元に おしゃれして行こうとする源氏への歌❄️ 〜あなたをお引き止めするあちらの方がいらっしゃらないのなら 明日帰ってくるあなたと思って…

生《お》ひ初《そ》めし根も深ければ 武隈《たけくま》の松に小松の千代を並べん by 源氏の君 ❄️ 姫君と別れることになった明石の上を慰める源氏の君【源氏物語578 第19帖 薄雲9】

生《お》ひ初《そ》めし根も深ければ 武隈《たけくま》の松に小松の千代を並べん by 源氏の君 生まれてきた因縁も深いのだから いづれ一緒に暮らせるようになりましょう 【源氏物語578 第19帖 薄雲9】 姫君は無邪気に父君といっしょに車へ早く乗りたがった。…

末遠き 二葉の松に 引き分かれ いつか木高き かげを見るべき by 明石の上 🌼明石姫君との別れ‥明石は泣き崩れる😢【第19帖 薄雲 うすぐも】

末遠き 二葉の松に 引き分かれ いつか木高き かげを見るべき by 明石の上 幼い姫君にお別れして いつになったら 立派に成長した姿を見ることができるのでしょう 【源氏物語578 第19帖 薄雲9】 姫君は無邪気に父君といっしょに車へ早く乗りたがった。 車の寄…

雪深き 深山《みやま》のみちは 晴れずとも なほふみ通へ 跡たえずして by 姫君を紫の上に託すことにした明石の上から姫君の乳母に🪷【源氏物語576 第19帖 薄雲7】

雪深き 深山《みやま》のみちは 晴れずとも なほふみ通へ跡たえずして 雪が深いので 奥深い山里への道は通れなくなろうとも どうか手紙だけはください、 跡の絶えないように 明石姫君の乳母へ by 明石の上 【源氏物語576 第19帖 薄雲7】 こんなことを毎日言…

雪間なき 吉野《よしの》の山を たづねても 心の通ふ 跡絶えめやは by 明石姫君の乳母(宣旨の娘)【源氏物語576 第19帖 薄雲7】

雪間なき 吉野《よしの》の山を たづねても 心の通ふ 跡絶えめやは 雪の消える間もない吉野の山奥であろうとも 必ず訪ねて行って 心の通う手紙を絶やすことは決してしません 明石の上に by 明石姫君の乳母(宣旨の娘) 【源氏物語576 第19帖 薄雲7】 こんな…

いさらゐは はやくのことも 忘れじを もとの主人《あるじ》や面《おも》変はりせる by 源氏の君🪷

いさらゐは はやくのことも 忘れじを もとの主人《あるじ》や面《おも》変はりせる by 源氏の君 〜小さな遣水は昔のことも忘れないのに もとの主人は姿を変えてしまったからであろうか 【第18帖 松風 まつかぜ 21】 「一度捨てました世の中へ帰ってまいって …

住み馴《な》れし 人はかへりてたどれども 清水《しみづ》ぞ宿の主人《あるじ》がほなる by 明石の尼君🪷

住み馴《な》れし 人はかへりてたどれども 清水《しみづ》ぞ宿の主人《あるじ》がほなる by 明石の尼君 〜かつて住み慣れていたわたしは帰って来て、 昔のことを思い出そうとするが 遣水はこの家の主人のような 昔ながらの音を立てています 【第18帖 松風 ま…

変はらじと 契りしことを 頼みにて 松の響に 音《ね》を添へしかな🪷 源氏の君へ by 明石の上

変はらじと 契りしことを 頼みにて 松の響に 音《ね》を添へしかな 源氏の君へ by 明石の上 〜変わらないと約束なさったことを頼みとして 松風の音に泣く声を添えて待っていました 【第18帖 松風 まつかぜ 22】 源氏は御堂《みどう》へ行って 毎月十四、五…

契りしに変はらぬ 琴の しらべにて 絶えぬ心の ほどは知りきや🪷 明石の上へ by 源氏の君

契りしに 変はらぬ 琴の しらべにて 絶えぬ心の ほどは知りきや by 源氏の君 〜約束したとおり、琴の調べのように変わらない わたしの心をお分かりいただけましたか? 【第18帖 松風 まつかぜ 22】 源氏は御堂《みどう》へ行って 毎月十四、五日と三十日に行…

🌕めぐりきて 手にとるばかり さやけきや 淡路の島の あはと見し月 by 源氏の君【第18帖 松風 まつかぜ】

めぐりきて 手にとるばかり さやけきや 淡路の島の あはと見し月 by 源氏の君 〜都に帰って来て手に取るばかり近くに見える月は あの淡路島を臨んで遥か遠くに眺めた月と同じ月なのだろうか 浮き雲に しばしまがひし 月影の すみはつるよぞ のどけかるべき b…

久方の 光に近き 名のみして 朝夕霧も 晴れぬ山ざと〜源氏の君 勅答の歌【18帖 松風🌿】

帝の 月のすむ 川のをちなる 里なれば かつらのかげは のどけかるらむ 〜月が住む…澄んでいる川の向こうにあるという桂の里だから、 月の光をゆっくり眺めることができることであろう。 これに対しての返歌になります。 久方の 光に近き 名のみして 朝夕霧も…

ふるさとに 見し世の友を 恋ひわびて さへづることを 誰《たれ》か分くらん by 明石の上🪻〜住み慣れた明石を離れ、大堰の山荘で 心もとない日々過ごす明石の上

ふるさとに 見し世の友を 恋ひわびて さへづることを 誰《たれ》か分くらん by 明石の上 ふるさとの明石で 昔親しんだ人を恋い慕って弾く琴の音を 誰が分かってくれるでしょうか。 〜住み慣れた明石を離れ、 大堰の山荘で 心もとない日々過ごす明石の上 【源…

身を変へて 一人帰れる 山里に 聞きしに似たる 松風ぞ吹く by 明石の尼君🪷〜住み慣れた明石を離れ 京の大堰の山荘で娘の明石の上と はかながって暮らす尼君【第18帖 松風】

【源氏物語591 第18帖 松風15】源氏は、他から耳に入ると気まずいと思って、嵯峨野の御堂にかこつけて 紫の上に明石の君が上京したことを知らせる。 身を変へて 一人帰れる 山里に 聞きしに似たる 松風ぞ吹く by 明石の尼君 尼姿となって 一人帰ってきた山里…

いくかへり 行きかふ秋を 過ごしつつ 浮き木に乗りて われ帰るらん by 明石の上〜 父の明石入道 住みなれた明石を離れ 心もとない明石の上

【源氏物語589 第18帖 松風13】明石の裏の朝霧に 船の隔たっていくのを見る入道の心は ただ呆然としていた。一行は、無事に京に入り 目立たぬように大堰の山荘に移った。 いくかへり 行きかふ秋を 過ごしつつ 浮き木に乗りて われ帰るらん by 明石の上 〜何…

かの岸に 心寄りにし 海人舟の 背きし方に 漕ぎ帰るかな by 明石の尼君〜 思い出の多い明石を離れる つらさに泣く明石の尼君

【源氏物語589 第18帖 松風13】明石の裏の朝霧に 船の隔たっていくのを見る入道の心は ただ呆然としていた。一行は、無事に京に入り 目立たぬように大堰の山荘に移った。 かの岸に 心寄りにし 海人舟の 背きし方に 漕ぎ帰るかな by 明石の尼君 〜彼岸の浄土…

いきてまた 逢ひ見んことを いつとてか 限りも知らぬ 世をば頼まん by 明石の上 〜父の明石入道にせめて見送ってほしいと懇願する

【源氏物語586 第18帖 松風10】明石入道は落ちてくる涙を拭い隠す。尼君は信頼する夫と離れることを嘆く。明石の上は、せめて見送ってほしいと懇願する。 いきてまた 逢ひ見んことを いつとてか 限りも知らぬ 世をば頼まん by 明石の上 〜京へ行って生きて再…

もろともに 都は出で来 このたびや ひとり野中の 道に惑はむ 明石の尼君 〜信頼する夫 明石入道と離れることを嘆く 明石尼君

もろともに 都は出で来 このたびや ひとり野中の 道に惑はむ by 明石尼君 ご一緒に都を出て来ましたが、今度の旅は 一人で都へ帰る野中の道で迷うことでしょう 〜信頼する夫 明石入道と離れることを嘆く 明石尼君 【源氏物語586 第18帖 松風10】 ご一緒に都…

行く先を はるかに祈る 別れ路に 堪へぬは老いの 涙なりけり by 明石入道 〜明石の姫君たちが京に出発する日 明石入道は涙を隠しけれない🍂

行くさきを はるかに祈る 別れ路《ぢ》に たへぬは老いの 涙なりけり by 明石の入道 〜姫君の将来が幸福でありますようにと、 祈る別れに際して こらえきれず流れ続けているのは 年老いた私の涙であるよ 明石の姫君たちが京に出発する日 明石入道は涙を隠し…

しめのうちは 昔にあらぬ ここちして 神代のことも今ぞ恋しき〜儀式で使われた簪を少し折って返事を書いた斎宮女御

身こそかく しめの外《ほか》なれ そのかみの 心のうちを 忘れしもせず 朱雀院に by 斎宮女御 〜内裏の中は 昔とすっかり変わってしまった気がして 神にお仕えしていた昔のことが 今は恋しく思われます 儀式で使われた簪を少し折って返事を書いた斎宮女御 【…

身こそかく しめの外《ほか》なれ そのかみの 心のうちを 忘れしもせず〜別れの御櫛の儀式の日の美しい斎宮を忘れられぬ朱雀院

身こそかく しめの外《ほか》なれ そのかみの 心のうちを 忘れしもせず 斎宮女御に by 朱雀院 〜わが身は のように内裏の外におりますが あの時の気持ちは 今でも忘れずにおります。 別れの御櫛の儀式の日の 美しい斎宮を忘れられぬ朱雀院 【第17帖 絵合 え…

見るめこ そうらぶれぬらめ 年経にし 伊勢をの海人《あま》の名をや沈めん〜藤壺の女院は、左方の梅壺の女御(前斎宮)側の肩を持つ🪻

見るめこ そうらぶれぬらめ 年経にし 伊勢をの海人《あま》の名をや沈めん by(藤壺)女院 〜見た目は うらぶれて 古くさく見えましょうが 昔から名高い伊勢物語の名を 落としめることができましょうか 藤壺の女院は、左方の梅壺の女御(前斎宮)側の肩を持…

雲の上に 思ひのぼれる心には 千尋《ちひろ》の底もはるかにぞ見る〜右方(権中納言側)大弐の典侍の、伊勢物語に対しての意見

雲の上に 思ひのぼれる心には 千尋《ちひろ》の底もはるかにぞ見る 右方(権中納言側)大弐の典侍の、 伊勢物語に対しての意見 〜雲居の宮中に〈思い〉上った正三位の心から見ますと 伊勢物語の千尋の心も遥か下の方に見えます 【千尋→業平の噂。伊勢73】 次…

伊勢の海の 深き心をたどらずて ふりにし跡と波や消つべき〜左方〈源氏側〉平典侍(へいてんじ)が、伊勢物語について語る🌊

伊勢の海の 深き心を たどらずて ふりにし跡と 波や消つべき 左方〈源氏側〉平典侍(へいてんじ)が、 伊勢物語について語る 〜伊勢物語の(海のように) 深い心を訪ねないで 単に古い物語だからといって 価値まで落としめてよいものでしょうか 次は伊勢《い…