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源氏物語&古典blog✨🪷 🌿和歌 ときどき漢文🌿

源氏物語、枕草子をはじめ古典の中の 美しい和歌 漢文を紹介してまいります🌸

第10帖 賢木(さかき)源氏物語

国つ神空にことわる中ならば なほざりごとを先《ま》づやたださん〜伊勢に出立の日にきた源氏の君への返歌 by 斎宮🌸

国つ神 空にことわる 中ならば なほざりごとを 先《ま》づやたださん 伊勢に出立の日にきた源氏の君への返歌 by 斎宮 国つ神がお二人の仲を裁かれることになったならば あなたの実意のないお言葉をまずは糺されることでしょう 【第10帖 賢木 さかき】 十六日…

八洲《やしま》もる 国つ御神《みかみ》もこころあらば 飽かぬ別れの中をことわれ〜桂川で斎宮の御禊の折に源氏が送った歌🌸

八洲《やしま》もる 国つ御神《みかみ》も こころあらば 飽かぬ別れの 中をことわれ 〜日本をお守りあそばす国つ神もお情けがあるならば 尽きぬ思いで別れなければならない 私たちの仲について、 どうしてなのか訳をお聞かせ下さい 【第10帖 賢木 さかき】 …

大方《おほかた》の秋の別れも悲しきに 鳴く音《ね》な添へそ野辺《のべ》の松虫🍂〜晩秋の夜明け 悲しみ過ぎた二人の恋人の別れの時‥六条御息所の歌🪷

大方《おほかた》の秋の別れも悲しきに 鳴く音《ね》な添へそ野辺《のべ》の松虫 晩秋の夜明け 悲しみ過ぎた二人の恋人の別れの時‥ 六条御息所の歌 〜ただでさえ 秋の別れというものは悲しいものなのに さらに そこに鳴鳴く声を添えて 悲しませてくれるな野…

暁の別れはいつも露けきを こは世にしらぬ 秋の空かな〜六条御息所と源氏の恋の物思い‥寂しい別れの悲しさよ🍂 源氏の君の歌🪷

暁の別れはいつも露けきを こは世にしらぬ秋の空かな 六条御息所と源氏の恋の物思い‥ 寂しい別れの悲しさよ 源氏の君の歌 〜明け方の別れにはいつも涙に濡れていましたが、 今朝の別れは 今までにない涙に曇る秋の空ですね 【第10帖 賢木 さかき】 若い殿上…

少女子《おとめご》が あたりと思へば 榊葉の香《か》を なつかしみ とめてこそ折れ〜六条御息所の神垣の歌への返歌🌿 by 源氏の君🪷

少女子《おとめご》が あたりと思へば 榊葉の 香《か》を なつかしみ とめてこそ折れ 六条御息所の神垣の歌への返歌 by 源氏の君 〜清き乙女がいらっしゃるあたりだと思うと、 榊の葉が慕わしくて探し求めて参ったのです。 【第10帖 賢木(さかき)】 どうす…

神垣《かみがき》は しるしの杉も なきものを いかにまがへて 折れる榊ぞ🌿〜源氏は嵯峨野の六条御息所を尋ねる。榊を差し出した源氏に by 六条御息所🪷

神垣《かみがき》は しるしの杉も なきものを いかにまがへて 折れる榊 〜ここには人の訪ねる目印の杉もないのに どうお間違えになって折った榊なのでしょう 【第10帖 賢木(さかき)】 どうすればよいかと御息所は迷った。 潔斎所《けっさいじょ》について…