白虹貫日 太子畏之
白虹 日を貫けり、太子おぢたり
〜謀叛の兆しがある。
しかし太子はその失敗を懼れている
ある時、燕の国の太子・丹が荊軻(けいか)に秦の始皇帝の暗殺を頼んだ。
依頼を受けた荊軻が秦国に入国するために易水の川を渡った頃、
太子・丹は上空を眺めていたが、
突然、白い虹が太陽を貫くという現象が起こった。
その現象を目撃した丹は今回の暗殺の謀が失敗したことを悟った。
(↓ブログより一部引用)
白虹貫日は、中国の「戦国策」に収録された李白の長編の韻文
擬恨賦(ぎこんふ)を出典としています。
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【第10帖 賢木 さかき】
源氏は東宮の御勉学などのことについて奏上をしたのちに
退出して行く時
皇太后の兄である藤大納言の息子の
頭《とう》の弁《べん》という、
得意の絶頂にいる若い男は、
妹の女御のいる麗景殿《れいげいでん》に行く途中で源氏を見かけて、
「白虹《はくこう》日を貫けり、太子|懼《お》ぢたり」
と漢書の太子丹が刺客を秦王《しんのう》に放った時、
その天象《てんしょう》を見て
不成功を恐れたという章句をあてつけにゆるやかに口ずさんだ。
源氏はきまり悪く思ったがとがめる必要もなく
そのまま素知らぬふうで行ってしまったのであった。
【源氏物語 第十帖 賢木 さかき】
正妻の葵の上が亡くなった。
六条御息所も晴れて源氏の正妻に迎えられるだろうと
世間は噂していた。
しかし 源氏は冷たくなり 縁が程遠くなった御息所。
彼女は 悩みながらも斎宮とともに伊勢に下ることにする。
いよいよ出発間近となった。
このまま別れるのはあまりにも忍びないと、
源氏も御息所のもとを訪ねる。
顔を合わせてしまうとやはり再び思いが乱れる御息所だったが、
伊勢へと下って行った。
桐壷院の病が重くなる。
死期を悟った院は朱雀帝に春宮と源氏のことを
遺言で託した後 ほどなく崩御してしまう。 時勢は、
朱雀帝の優しい性格もあって、
政治は右大臣に権力が集中していった。
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