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源氏物語&古典blog✨🪷 🌿和歌 ときどき漢文🌿

源氏物語、枕草子をはじめ古典の中の 美しい和歌 漢文を紹介してまいります🌸

秋の夜の 月毛の駒よ 我が恋ふる 雲井に駈《か》けれ 時の間も見ん〜入江の月夜が美しい夜。紫の上が恋しい源氏🌊

秋の夜の 月毛の駒《こま》よ 我が恋ふる

雲井に駈《か》けれ 時の間も見ん

入江の月夜が美しい夜。紫の上が恋しい源氏🌊(源氏の君の歌)

〜秋の夜の月毛の駒よ、わが恋する都へ天翔っておくれ

束の間でもあの人に会いたいので

 

【第13帖 明石 あかし

風流がりな男であると思いながら源氏は

直衣《のうし》をきれいに着かえて、

夜がふけてから出かけた。

よい車も用意されてあったが、

目だたせぬために馬で行くのである。

惟光などばかりの一人二人の供をつれただけである。

山手の家はやや遠く離れていた。

途中の入り江の月夜の景色が美しい。

紫の女王《にょおう》が源氏の心に恋しかった。

この馬に乗ったままで京へ行ってしまいたい気がした。

秋の夜の 月毛の駒《こま》よ 我が恋ふる

雲井に駈《か》けれ 時の間も見ん

と独言《ひとりごと》が出た。

🌖🎼月読命 written by ハシマミ🌖

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