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源氏物語&古典blog✨🪷 🌿和歌 ときどき漢文🌿

源氏物語、枕草子をはじめ古典の中の 美しい和歌 漢文を紹介してまいります🌸

中絶えば かごとや負ふと 危ふさに 縹《はなだ》の帯は とりてだに見ず〜頭中将乱入時にとられた袖を届けられた時に😅 by 源氏の君🕺【紅葉賀 もみじのが】

 

中絶えば かごとや負ふと 危ふさに

縹《はなだ》の帯は とりてだに見ず

〜もし、あなたと源典侍の仲が絶えたら、

 私に帯を取られたせいだと恨み言を言われたりしないかと心配なので

 この縹色(はなだいろ)の帯に手を触れることもしませんし

 関係もありません。

 

【第7帖 紅葉賀 もみじのが🍁】

帯は中将の物であった。

自分のよりは少し色が濃いようであると、

源氏が昨夜の直衣に合わせて見ている時に、

直衣の袖《そで》がなくなっているのに気がついた。

なんというはずかしいことだろう、

女をあさる人になればこんなことが始終あるのであろうと 源氏は反省した。

頭中将の宿直所のほうから、

何よりもまずこれをお綴《と》じつけになる必要があるでしょう。

と書いて直衣の袖を包んでよこした。

どうして取られたのであろうと源氏はくやしかった。

中将の帯が自分の手にはいっていなかったら

この争いは負けになるのであったとうれしかった。

帯と同じ色の紙に包んで、

中絶えば かごとや負ふと 危ふさに

縹《はなだ》の帯は とりてだに見ず

と書いて源氏は持たせてやった。

 

女の所で解いた帯に他人の手が触れると

その恋は解消してしまうとも言われているのである。

中将からまた折り返して、

君にかく 引き取られぬる 帯なれば

かくて絶えぬる 中とかこたん

なんといっても責任がありますよ。

と書いてある。

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