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源氏物語&古典blog✨🪷 🌿和歌 ときどき漢文🌿

源氏物語、枕草子をはじめ古典の中の 美しい和歌 漢文を紹介してまいります🌸

2023-10-02から1日間の記事一覧

うき世をば 今ぞ離るる とどまらん 名をばただすの 神に任せて〜源氏は加茂の社を遥拝し神にお暇乞いをした🌿

うき世をば 今ぞ離るる 留とどまらん 名をばただすの 神に任せて 源氏は 加茂の社を遥拝し神にお暇乞いをした 〜辛い世の中を今離れて行きます、 後に残る 噂の是非は、 糺の神にお委ねします。 やっと月が出たので、 三条の宮を源氏は出て御陵へ行こうとし…

ひきつれて 葵《あふひ》かざせし そのかみを 思へばつらし 加茂のみづがき〜右近の将監の蔵人は、馬から飛びおりるとすぐに源氏の馬の口を取って歌った。

ひきつれて 葵《あふひ》かざせし そのかみを 思へばつらし 加茂のみづがき 右近の将監の蔵人は、 馬から飛びおりるとすぐに源氏の馬の口を取って歌った。 〜(源氏の君の随身として)お供をして 葵を頭に挿した御禊の日のことを思うと 御利益がなかったのか…

涙川 浮ぶ水沫《みなわ》も 消えぬべし 別れてのちの 瀬をもまたずて〜源氏からの別れの手紙を読み、心みだれ涙ながらに書いた朧月夜の尚侍の返歌🪷

涙川 浮ぶ水沫《みなわ》も 消えぬべし 別れてのちの 瀬をもまたずて 〜涙川に浮かんでいる水の泡も消えてしまうでしょう。 生きて再びお会いできる日を待つこともなく。 【第12帖 須磨 すま】 源氏はまた途中の人目を気づかいながら 尚侍《ないしのかみ》の…

逢瀬なき 涙の川に 沈みしや 流るるみをの 初めなりけん〜源氏は人の目を気づかいながら朧月夜の尚侍に別れの手紙を送った🪷

逢瀬《あふせ》なき 涙の川に 沈みしや 流るるみをの 初めなりけん 〜貴女に逢えないことで、涙の川に沈みました。 それが、流浪する身の上となるきっかけだったのでしょうか 【第12帖 須磨 すま】 源氏はまた途中の人目を気づかいながら 尚侍《ないしのかみ…

行きめぐり つひにすむべき 月影の しばし曇らん 空なながめそ〜別れを 悲しんでいる花散里を慰める源氏の君🌔

行きめぐり つひにすむべき 月影の しばし曇らん 空なながめそ 別れを 悲しんでいる花散里を慰める源氏の君 〜大空を行き巡り、 ついには月が澄んで輝くように、 しばらくの間曇っているからといって 悲観なさらないでください。 【第12帖 須磨 すま】 恋の…

月影の 宿れる袖は 狭くとも とめてぞ見ばや 飽かぬ光を〜月の光が花散里の袖の上に差している。別れを悲しむ花散里の歌🌖

月影の 宿れる袖は 狭くとも とめてぞ見ばや 飽かぬ光を 月の光が花散里の袖の上に差している。 別れを悲しむ花散里の歌 〜月の光が映っているわたしの袖は狭いですが そのまま留めて置きたいのです。 いつまでも見飽きることのない光を(光る君のことを‥) …