夕露に ひもとく花は 玉鉾《たまぼこ》の たよりに見えし 縁《えに》こそありけれ』
夕顔の君へ by 源氏🪷
〜夕露という愛情でこうしてあなたは花ひらき
私がが覆いの紐を解く(覆面を外し顔をみせる)のは、
たまたま通りかかって お会いしたのが縁となったのですね。
🪷夕顔🪷
『夕露に ひもとく花は 玉鉾《たまぼこ》の
たよりに見えし 縁《えに》こそありけれ』
あなたの 心あてにそれかと思うと言った時の人の顔を近くに見て
幻滅が起こりませんか」
と言う源氏の君を後目《しりめ》に女は見上げて、
『光ありと 見し夕顔の うは露は 黄昏時《たそがれどき》の そら目なりけり』
と言った。
冗談までも言う気になったのが源氏にはうれしかった。
打ち解けた瞬間から源氏の美はあたりに放散した。
古くさく荒れた家との対照はまして魅惑的だった。
🌼玉鉾とは
①玉で飾ったほこ。また、ほこの美称。
②枕詞(まくらことば)です。
《「たまぼこの」のかかり方から》道。
要は、今までずっと覆面してて、初めてお顔見せたのね(。・ω・。)
今までずーっと顔を見せなかったっていうも ちょっと倒錯っぽい💦
夕顔の君は、夕顔の花のように儚げでミステリアス✨
清楚なのに乙女ではなく さりげなく挑戦的な言葉もかける‥
そりゃ 夢中になるなと言う方が無理だわ( ̄▽ ̄;)
顔を見せて「俺ってイケてる?」って言っちゃうところなんか、
源氏 アホ可愛い🥰
紫式部殿‥深窓の令嬢育ちなのに、男女の機微を見事に書き上げてる💃
まじ 天才じゃわ🌟
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