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源氏物語&古典blog✨🪷 🌿和歌 ときどき漢文🌿

源氏物語、枕草子をはじめ古典の中の 美しい和歌 漢文を紹介してまいります🌸

咲く花に 移るてふ名は つつめども 折らで過ぎうき 今朝の朝顔🌼 六条御息所の女房 中将の君へ by 光る君

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咲く花に 移るてふ名は つつめども 折らで過ぎうき 今朝の朝顔🌼

六条御息所の女房 中将の君へ by 光る君💐

〜咲く花のように美しい貴女に心を移したという風評は はばかられますが、
 やはり手折らずには 素通りしがたい 朝顔の花(中将の君)です。

 

💐第4帖 夕顔 💐

いろいろに咲いた植え込みの花に心が引かれるようで、

立ち止まりがちに源氏は歩いて行く。 非常に美しい。

廊のほうへ行くのに中将が供をして行った。

この時節にふさわしい淡紫《うすむらさき》の薄物の裳《も》を

きれいに結びつけた中将の腰つきが艶《えん》であった。

源氏は振り返って 曲がり角の高欄の所へしばらく中将を引き据《す》えた。

なお主従の礼をくずさない態度も額髪《ひたいがみ》の かかりぎわのあざやかさも

すぐれて優美な中将だった。

咲く花に 移るてふ名は つつめども 折らで過ぎうき の朝顔  どうすればいい」

こう言って源氏は女の手を取った。

物馴《ものな》れたふうで、すぐに、

「朝霧の 晴れ間も待たぬ けしきにて 花に心を とめぬとぞ見る」

と言う。

源氏の焦点をはずして主人の侍女としての挨拶をしたのである。

美しい童侍《わらわざむらい》の 恰好のよい姿をした子が、

指貫《さしぬき》の袴《はかま》を露で濡《ぬ》らしながら、

草花の中へはいって行って朝顔の花を持って来たりもするのである、

この秋の庭は絵にしたいほどの趣があった。

 

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