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源氏物語&古典blog✨🪷 🌿和歌 ときどき漢文🌿

源氏物語、枕草子をはじめ古典の中の 美しい和歌 漢文を紹介してまいります🌸

2023-08-14から1日間の記事一覧

朝霧の 晴れ間も待たぬ けしきにて 花に心を とめぬとぞ見る🪷 光る君へ by 六条御息所の女房 中将の君🌿

朝霧の 晴れ間も待たぬ けしきにて 花に心を とめぬとぞ見る 光る君へ by 六条御息所の女房 中将の君 〜朝霧の晴れる間さえ待たずにお帰りになられるご様子なので、 朝顔の花になどお心を止めていないのだとばかり思っていました。 さらりと源氏の誘いをかわ…

咲く花に 移るてふ名は つつめども 折らで過ぎうき 今朝の朝顔🌼 六条御息所の女房 中将の君へ by 光る君

咲く花に 移るてふ名は つつめども 折らで過ぎうき 今朝の朝顔 六条御息所の女房 中将の君へ by 光る君 〜咲く花のように美しい貴女に心を移したという風評は はばかられますが、 やはり手折らずには 素通りしがたい 朝顔の花(中将の君)です。 第4帖 夕顔 …

寄りてこそ それかとも 見め黄昏《たそが》れに ほのぼの見つる 花の夕顔🪷〜光る君へ by 夕顔の君🌸

寄りてこそ それかとも 見め黄昏《たそが》れに ほのぼの見つる 花の夕顔 光る君へ by 夕顔の君 〜近寄ってこそ誰かと判別できるでしょう。 黄昏時にぼんやりと見たのが夕顔の花であるかどうか‥ (私が光源氏かどうか、近寄ってみれば確認できますよ) 第4帖…

心あてに それかとぞ見る 白露の 光添へたる 夕顔の花🌿〜光る君へ by 夕顔の君🌸

心あてに それかとぞ見る 白露の 光添へたる 夕顔の花 光る君へ by 夕顔の君 〜当て推量で源氏の君かと拝見します。 白露が光を添えている夕顔の花のような 美しい御顔のあの方を‥ 夕顔ゆうがお 源氏が引き受けて、 もっと祈祷《きとう》を頼むことなどを命…

光る君へ『数ならぬ 伏屋《ふせや》におふる 身のうさに あるにもあらず 消ゆる帚木』by 空蝉の君🪷

『数ならぬ 伏屋《ふせや》におふる 身のうさに あるにもあらず 消ゆる帚木』 by 空蝉の君 〜物の数でもない みすぼらしい屋根の低い小さな家(伏屋)生まれという 評判が立つのがつらいですから、 あるのかないのかわからずに消えてしまう帚木のように、 貴…

帚木《ははきぎ》の心を知らで その原の 道にあやなく まどひぬるかな💐源氏より 空蝉の君へ

帚木《ははきぎ》の心を知らで その原の 道にあやなく まどひぬるかな 〜帚木の、遠くからは見えるが近づくと消えてしまうという心を知らないで、 その原の道にわけもわからず、迷い込んでしまいました。 箒木 ははきぎ 私はもう自分が恥ずかしくってならな…