『数ならぬ 伏屋《ふせや》におふる 身のうさに あるにもあらず 消ゆる帚木』
by 空蝉の君🪷
〜物の数でもない みすぼらしい屋根の低い小さな家(伏屋)生まれという
評判が立つのがつらいですから、
あるのかないのかわからずに消えてしまう帚木のように、
貴方の前から姿を消します。
💐箒木 ははきぎ💐
私はもう自分が恥ずかしくってならなくなった」
気の毒なふうであった。
それきりしばらくは何も言わない。
そして苦しそうに吐息《といき》をしてからまた女を恨んだ。
『帚木《ははきぎ》の心を知らで その原の 道にあやなく まどひぬるかな』
今夜のこの心持ちはどう言っていいかわからない、
と小君に言ってやった。
女もさすがに眠れないで悶《もだ》えていたのである。
それで、
『数ならぬ 伏屋《ふせや》におふる 身のうさに あるにもあらず 消ゆる帚木』
という歌を弟に言わせた。
🪷ぜひ、全文もご覧ください🪷
💠聴く古典文学📚少納言チャンネルは、聴く古典として動画です。チャンネル登録お願いします🌷
【ふるさと納税】【高岡漆器】宝石箱 桜花 螺鈿 【民芸品 工芸品 伝統技術】
- 価格: 140000 円
- 楽天で詳細を見る