google.com, pub-8944455872984568, DIRECT, f08c47fec0942fa0

源氏物語&古典blog✨🪷 🌿和歌 ときどき漢文🌿

源氏物語、枕草子をはじめ古典の中の 美しい和歌 漢文を紹介してまいります🌸

亡くなった夕顔の君🪷 夫の任地へ赴く空蝉の君🪻を思いながらの歌😢〜過ぎにしも 今日別るるも 二みちに 行く方《かた》知らぬ 秋の暮《くれ》かな

過ぎにしも 今日別るるも 二みちに

行く方《かた》知らぬ 秋の暮《くれ》かな🍂

〜亡くなった人(夕顔)も今日別れて行く人(空蝉)も

 それぞれの道に どこへ行くのか知れない秋の暮れだなあ🍂

 

【第4帖 夕顔

今日《きょう》から冬の季にはいる日は、いかにもそれらしく、

時雨《しぐれ》がこぼれたりして、

空の色も身に沁《し》んだ。

終日源氏は物思いをしていて、

『過ぎにしも 今日別るるも 二みちに

 行く方《かた》知らぬ 秋の暮《くれ》かな』

 などと思っていた。

秘密な恋をする者の苦しさが源氏にわかったであろうと思われる。

 

こうした空蝉とか夕顔とかいうような

はなやかでない女と源氏のした恋の話は、

源氏自身が非常に隠していたことがあるからと思って、

最初は書かなかったのであるが、

帝王の子だからといって、

その恋人までが皆完全に近い女性で、

いいことばかりが書かれているではないかといって、

仮作したもののように言う人があったから、

これらを補って書いた。

なんだか源氏に済まない気がする。

🪷ぜひ、全文もご覧ください🪷

💠聴く古典文学📚少納言チャンネルは、聴く古典として動画です。チャンネル登録お願いします🌷