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源氏物語&古典blog✨🪷 🌿和歌 ときどき漢文🌿

源氏物語、枕草子をはじめ古典の中の 美しい和歌 漢文を紹介してまいります🌸

源氏を尾行する頭中将💦もろともに 大内山は出《い》でつれど 入る方見せ ぬいざよひの月🌕by 頭中将【第6帖 末摘花】

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源氏を尾行する頭中将💦

もろともに 大内山は出《い》でつれど

入る方見せぬ いざよひの月🌕

by 頭中将🌿

〜一緒に内裏を出たのに、

なかなか入るところを見せようとしない

十六夜の月のようなあなたでしたね

〜サッと行ってしまった冷たさに対し 

逆にお送りするとはおもわなんだ💦

 二人一緒に宮中からは出てきたのに

入って行く先を見せない、

あなたは そんな十六夜いざよいの月ですね》

 

【第6帖 末摘花】

今日《きょう》も夕方御所を同時に退出しながら、

源氏が左大臣家へも行かず、二条の院へも帰らないで、

妙に途中で別れて行ったのを見た中将が、不審を起こして、

自身のほうにも行く家があったのを行かずに、

源氏のあとについて来たのである。

わざと貧弱な馬に乗って狩衣《かりぎぬ》姿をしていた中将に

源氏は気づかなかったのであったが、

こんな思いがけない邸《やしき》へはいったのが

また中将の不審を倍にして、立ち去ることができなかったころに、

琴を弾く音《ね》がしてきたので、

それに心も惹《ひ》かれて庭に立ちながら、

一方では源氏の出て来るのを待っていた。

 

源氏はまだだれであるかに気がつかないで、

顔を見られまいとして抜き足をして庭を離れようとする時に

その男が近づいて来て言った。

「私をお撒《ま》きになったのが恨めしくて、

こうしてお送りしてきたのですよ。

『もろともに 大内山は出《い》でつれど 入る方見せぬ いざよひの月』

さも秘密を見現わしたように得意になって言うのが腹だたしかったが、

源氏は頭中将であったことに安心もされ、おかしくなりもした。

「そんな失敬なことをする者はあなたのほかにありませんよ」

 憎らしがりながらまた言った。

🪷ぜひ、全文もご覧ください🪷

頭中将くん‥😓

源氏を尾行するために、

変装したり🥸 わざわざ貧弱な馬に乗り換えたり🐴

この二人、本当に仲良し٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

頭中将の母君は、源氏の父 桐壺帝の妹君。

学問も武芸も恋も遊びも よきライバル☺️

中将殿は、負けず嫌いだけれど、

実に筋の通った漢でも あります💖

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