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源氏物語&古典blog✨🪷 🌿和歌 ときどき漢文🌿

源氏物語、枕草子をはじめ古典の中の 美しい和歌 漢文を紹介してまいります🌸

おしなべて たたく水鶏に 驚かば うはの空なる 月もこそ入れ〜おどけて戯言を言う源氏は、貞淑な花散里を信頼している。

 おしなべて たたく水鶏に 驚かば

 うはの空なる 月もこそ入れ

おどけて戯言を言う源氏は、

貞淑な花散里を信頼している

(花散里の君に by 源氏の君)

〜どの家の戸でも叩く水鶏の音に驚いて

 見境なしに戸を開けたら

 (わたし以外の)

 いい加減な月の光が入って来たら大変ですよ

 

【第14帖 澪標 みおつくし

水鶏《くいな》が近くで鳴くのを聞いて、

 水鶏だに 驚かさずば いかにして

 荒れたる宿に 月を入れまし

なつかしい調子で言うともなくこう言う女が

感じよく源氏に思われた。

どの人にも自身を惹《ひ》く力のあるのを知って

源氏は苦しかった。

「おしなべて たたく水鶏に 驚かば

 うはの空なる 月もこそ入れ

 私は安心していられない」

とは言っていたが、

それは言葉の戯れであって、

源氏は貞淑な花散里を信じ切っている。

何に動揺することもなく長く留守《るす》の間を

静かに待っていてくれた人を、

源氏はおろそかには思っていなかった。

当分悲しくならないがために空はながめないで暮らすようにと、

行く前に源氏が言った夜のことなどを思い出して言うのであった。

🪻🎼雨だれを聞きながら by Matsunaga Yuko🪻

 

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