雲の上も 涙にくるる 秋の月 いかですむらん 浅茅生《あさぢふ》の宿🌖
雲の上(=宮中)でも、悲しみの涙に曇ってよく見えない秋の月は、
どうして澄んで見えることがあろうか、草深い更衣の実家では‥😢
(残された人達は悲しみにうちひしがれ、どのように暮らしているだろうか)
〜桐壺更衣きりつぼのこうい 亡き後は、幼い源氏は更衣の実家で祖母と暮らします。
桐壺帝 きりつぼていが 更衣の実家を思いやって詠んだ歌。
🌿浅茅生の宿は「草深い住まい」という意味
〜月も落ちてしまった。
『雲の上も 涙にくるる 秋の月 いかですむらん 浅茅生《あさぢふ》の宿』
命婦が御報告した故人の家のことをなお 帝は想像あそばしながら起きておいでになった。
右近衛府《うこんえふ》の士官が
宿直者の名を披露《ひろう》するのをもってすれば 午前二時になったのであろう。
人目をおはばかりになって御寝室へおはいりになってからも
安眠を得たもうことはできなかった。
🪷ぜひ、全文もご覧ください🪷
💠聴く古典文学📚少納言チャンネルは、聴く古典として動画です。チャンネル登録お願いします🌷