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源氏物語&古典blog✨🪷 🌿和歌 ときどき漢文🌿

源氏物語、枕草子をはじめ古典の中の 美しい和歌 漢文を紹介してまいります🌸

契りしに変はらぬ 琴の しらべにて 絶えぬ心の ほどは知りきや🪷 明石の上へ by 源氏の君

契りしに 変はらぬ 琴の しらべにて

絶えぬ心の ほどは知りきや by 源氏の君

〜約束したとおり、琴の調べのように変わらない

 わたしの心をお分かりいただけましたか?

 

【第18帖 松風 まつかぜ 22】

源氏は御堂《みどう》へ行って

毎月十四、五日と三十日に行なう普賢講《ふげんこう》、

阿弥陀《あみだ》,

釈迦《しゃか》の念仏の三昧《さんまい》のほかにも

日を決めてする法会《ほうえ》のことを

僧たちに命じたりした。

堂の装飾や仏具の製作などのことも御堂の人々へ指図してから、

月明の路《みち》を川沿いの山荘へ帰って来た。

 

明石の別離の夜のことが源氏の胸によみがえって

感傷的な気分になっている時に

女はその夜の形見の琴を差し出した。

弾《ひ》きたい欲求もあって源氏は琴を弾き始めた。

まだ絃《いと》の音《ね》が変わっていなかった。

その夜が今であるようにも思われる。

  契りしに 変はらぬ琴の しらべにて

  絶えぬ心の ほどは知りきや

と言うと、女が、

  変はらじと 契りしことを 頼みにて

  松の響に 音《ね》を添へしかな

と言う。

こんなことが不つりあいに見えないのは

女からいえば過分なことであった。

明石時代よりも女の美に光彩が加わっていた。

源氏は永久に離れがたい人になったと明石を思っている。

 🪷風に歌、君に愛を written by のる🪷

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