降り乱れ ひまなき空に 亡き人の
天《あま》がけるらん 宿ぞ悲しき
霙と雪の荒れ日和に 源氏は、
前斎宮の宮を気遣って手紙を送った
〜雪や霙がしきりに降り乱れている中空を、
亡き母宮の御霊が
まだ家の上を離れずに
天翔けっていらっしゃるのだろうと
悲しく思われます
【第14帖 澪標 みおつくし】
雪が霙《みぞれ》となり、
また白く雪になるような荒日和《あれびより》に、
宮がどんなに寂しく思っておいでになるであろうと
想像をしながら源氏は使いを出した。
こういう天気の日にどういうお気持ちでいられますか。
降り乱れ ひまなき空に 亡き人の
天《あま》がけるらん 宿ぞ悲しき
という手紙を送ったのである。
紙は曇った空色のが用いられてあった。
若い人の目によい印象があるようにと思って、
骨を折って書いた源氏の字はまぶしいほどみごとであった。
❄️🎼雪月花 written by まんぼう二等兵 ❄️
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