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源氏物語&古典blog✨🪷 🌿和歌 ときどき漢文🌿

源氏物語、枕草子をはじめ古典の中の 美しい和歌 漢文を紹介してまいります🌸

2023-10-21から1日間の記事一覧

消えがてに ふるぞ悲しき かきくらし わが身それとも 思ほえぬ世に〜前斎宮〈六条御息所の娘〉は、灰色の紙の薫香をしませたものに 目立たぬようにお返事をお書きになった

消えがてに ふるぞ悲しき かきくらし わが身それとも 思ほえぬ世に 前斎宮〈六条御息所の娘〉は、 灰色の紙の薫香をしませたものに 目立たぬようにお返事をお書きになった (源氏の君に by 前斎宮) 〜消えそうになく生きていますのが 悲しく思われます 毎日…

降り乱れ ひまなき空に 亡き人の 天《あま》がけるらん 宿ぞ悲しき〜霙と雪の荒れ日和に 源氏は、前斎宮の宮を気遣って手紙を送った

降り乱れ ひまなき空に 亡き人の 天《あま》がけるらん 宿ぞ悲しき 霙と雪の荒れ日和に 源氏は、 前斎宮の宮を気遣って手紙を送った (前斎宮〈六条御息所の娘〉に by 源氏の君) 〜雪や霙がしきりに降り乱れている中空を、 亡き母宮の御霊が まだ家の上を離…

露けさの 昔に似たる旅衣《たびごろも》田蓑《たみの》の 島の名には隠れず〜夕方の満潮時、海辺の鶴も鳴き声を立てあう。人目を遠慮せず会いに行きたいとさえ思う源氏

露けさの 昔に似たる旅衣《たびごろも》 田蓑《たみの》の 島の名には隠れず 夕方の満潮時、海辺の鶴も鳴き声を立てあう。 人目を遠慮せず会いに行きたいとさえ思う源氏 (by 源氏の君) 〜涙に濡れる旅の衣は、 昔、海浜を流浪した時と同じようだ 田蓑の島…

数ならで なにはのことも かひなきに 何みをつくし 思ひ初《そ》めけん〜源氏のもとに 田蓑島での祓いのゆうにつけた 明石の上の返事が来る

数ならで なにはのことも かひなきに 何みをつくし 思ひ初《そ》めけん 源氏のもとに 田蓑島での祓いのゆうにつけた 明石の上の返事が来る (源氏の君に by 明石の上) 〜とるに足らない身の上の私 何もかもあきらめておりましたのに どうして身を尽くしてま…

みをつくし 恋ふるしるしに ここまでも めぐり逢ひける 縁《えに》は深しな〜源氏は懐紙に歌を書き 明石の上の船に届けさせた

みをつくし 恋ふるしるしに ここまでも めぐり逢ひける 縁《えに》は深しな 〜身を尽くして 恋い慕っていた甲斐のあるここで めぐり逢えたとは、 宿縁は深いのですね 【第14帖 澪標 みおつくし】 源氏は懐紙に書くのであった。 みをつくし 恋ふるしるしに こ…

荒かりし 浪《なみ》のまよひに 住吉の 神をばかけて 忘れやはする〜住吉の神の御神徳を偉大なものと感じる惟光。確かに霊験を見たと言う源氏の君

荒かりし 浪《なみ》のまよひに 住吉の 神をばかけて 忘れやはする 住吉の神の御神徳を偉大なものと感じる惟光。 確かに霊験を見たと言う源氏の君 (by 源氏の君) 〜あの須磨の大嵐が荒れ狂った時に 念じた住吉の神の御神徳を どうして忘られることができよ…

住吉の 松こそものは 悲しけれ 神代のことを かけて思へば〜源氏は、夜通しいろいろの音楽舞楽を広前に催した。住吉の神の徳を偉大なものに感じていた惟光

住吉の 松こそものは 悲しけれ 神代のことを かけて思へば 源氏は、夜通しいろいろの音楽舞楽を広前に催した。 住吉の神の徳を偉大なものに感じていた惟光 (源氏の君に by 惟光) 〜住吉の松を見るにつけ感慨無量です 神代の昔のことが 忘れられずに思われ…