google.com, pub-8944455872984568, DIRECT, f08c47fec0942fa0

源氏物語&古典blog✨🪷 🌿和歌 ときどき漢文🌿

源氏物語、枕草子をはじめ古典の中の 美しい和歌 漢文を紹介してまいります🌸

結びつる 心も深き 元結ひに 濃き紫の色し褪せずは💐〜源氏の君と娘の葵の上との結婚 心を込め 幸せを祈る左大臣の歌🌸

結びつる 心も深き 元結ひに

濃き紫の色し褪せず

〜深く心をこめた元結いです、

 濃い紫色がいつも濃い紫色が褪せなければよいのですが。

 結婚を約束した心を深く結びこめた、この元結いです。

 源氏の君のお心変わりがなく娘と長く添い遂げてくれれば、

 どんなにうれしいことでしょうか。

 

【第1帖 桐壺】

今日の侍所《さむらいどころ》になっている座敷で開かれた酒宴に、

親王方の次の席へ源氏は着いた。

娘の件を大臣がほのめかしても、

きわめて若い源氏は何とも返辞をすることができないのであった。

帝のお居間のほうから仰せによって

内侍《ないし》が大臣を呼びに来たので、

大臣はすぐに御前へ行った。

加冠役としての下賜品は おそばの命婦が取り次いだ。

白い大袿《おおうちぎ》に 帝のお召し料のお服が一襲《ひとかさね》で、

これは昔から定まった品である。

酒杯を賜わる時に、次の歌を仰せられた。

『いときなき 初元結ひに 長き世を

 契る心は 結びこめつや』

大臣の女《むすめ》との結婚にまでお言い及ぼしになった

御製は大臣を驚かした。

『結びつる 心も深き 元結ひに

 濃き紫の 色しあせずば』  

と返歌を奏上してから大臣は、

清涼殿《せいりょうでん》の

正面の階段《きざはし》を下がって拝礼をした。

左馬寮《さまりょう》の御馬

蔵人所《くろうどどころ》の《たか》を

その時に賜わった。

そのあとで諸員が階前に出て、

官等に従ってそれぞれの下賜品を得た。

この日の御|饗宴《きょうえん》の席の折り詰めのお料理、

籠《かご》詰めの菓子などは

右大弁《うだいべん》が御命令によって作った物であった。

一般の官吏に賜う弁当の数、

一般に下賜される絹を入れた箱の多かったことは、

東宮の御元服の時以上であった。

🪷ぜひ、全文もご覧ください🪷

源氏物語&古典 syounagon-web ぜひご覧ください🪷

https://syounagon-web-1.jimdosite.com

 

💠聴く古典文学📚少納言チャンネルは、聴く古典として動画です。チャンネル登録お願いします🌷


[rakuten:f232360-miyoshi:10000024:detail]

[rakuten:f262129-kyotango:10000513:detail]