ねは見ねど 哀れとぞ思ふ 武蔵野《むさしの》の
露分けわぶる 草のゆかりを
🌷二条院に連れてきたばかりの若紫に by 源氏の君
〜まだ根は見たことがありませんが、愛しく思われます、
武蔵野の露に難儀して訪ねられないでいる紫にゆかりの草を
めっちゃくそ、雅にお上品によんでおられるが、
要はだね( ̄(工) ̄)
~まだ共寝してはないけれど、とても可愛いと思っているのだ、
逢おうにも逢えない紫草(藤壺の宮)ゆかりのあなたを‥
はああっっ💢
源氏の君よ、君は何を言っているのだ🔥
若紫ちゃんは、7歳だぞ😳
そもそも、藤壺の宮に似てるからとか、姪だからって 💦
小学一年生に結婚を申し込む高校生‥
頭くらくらしますわ😵💫💦
🌷第5帖 若紫🌷
源氏が言っていたように
ほんとうにここはよい家であると女王は思った。
屏風にかかれたおもしろい絵などを見てまわって、
女王はたよりない今日の心の慰めにしているらしかった。
源氏は二、三日御所へも出ずにこの人をなつけるのに一所懸命だった。
手本帳に綴《と》じさせるつもりの字や絵を
いろいろに書いて見せたりしていた。
皆美しかった。
「知らねども むさし野と云《い》へば かこたれぬ
よしやさこそは 紫の故《ゆゑ》
✳︎ 行ったこともないが、武蔵野と聞くとためいきが出る。
そうだ、そこにはえている紫草なつかしいから。
という歌の紫の紙に書かれた ことによくできた一枚を
手に持って姫君はながめていた。
また少し小さい字で、
ねは見ねど 哀れとぞ思ふ 武蔵野《むさしの》の
露分けわぶる 草のゆかりを
とも書いてある。
「あなたも書いてごらんなさい」
と源氏が言うと、
「まだよくは書けませんの」
見上げながら言う女王の顔が無邪気でかわいかったから、
源氏は微笑をして言った。
「まずくても書かないのはよくない。教えてあげますよ」
からだをすぼめるようにして字をかこうとする形も、
筆の持ち方の子供らしいのもただかわいくばかり思われるのを、
源氏は自分の心ながら不思議に思われた。
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