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源氏物語&古典blog✨🪷 🌿和歌 ときどき漢文🌿

源氏物語、枕草子をはじめ古典の中の 美しい和歌 漢文を紹介してまいります🌸

2023-10-01から1日間の記事一覧

別れても 影だにとまる ものならば 鏡を見ても なぐさめてまし〜源氏の 遠くに離れても私の影はあなたのそばにいる‥それに対する紫の上の返歌🪷

別れても 影だにとまる ものならば 鏡を見ても なぐさめてまし 源氏の 遠くに離れても私の影はあなたのそばにいる‥ それに対する紫の上の返歌 〜お別れしても せめて鏡の中の影だけでもとどまっていてくれるものならば 鏡を見て慰めることもできましょうに …

身はかくて さすらへぬとも 君があたり 去らぬ鏡のかげ ははなれじ〜源氏との別れに悲しむ紫の上への歌🪷

身はかくて さすらへぬとも 君があたり 去らぬ鏡のかげ ははなれじ 源氏との別れに悲しむ紫の上への歌 〜たとえ我が身はこのように流浪しようとも 鏡に映った私の影は あなたの元を離れずに残っていましょう 【第12帖 須磨(すま)】 昼に近いころまで源氏は…

亡き人の 別れやいとど 隔たらん 煙となりし 雲井ならでは〜帰っていく源氏の君に大臣夫人の宮がお返しになった歌🪷

亡き人の 別れやいとど 隔たらん 煙となりし 雲井ならでは 帰っていく源氏の君に 大臣夫人の宮がお返しになった歌 〜亡き娘(葵上)との仲もますます遠くなってしまうでしょう 娘が煙となった都の空の下から あなたが居なくなってしまうのですから。 【第12…

鳥部《とりべ》山 燃えし煙も まがふやと 海人《あま》の塩焼く 浦見にぞ行く〜宰相の君から大臣夫人の宮の言葉を伝えられた源氏の歌🪷

鳥部《とりべ》山 燃えし煙も まがふやと 海人《あま》の塩焼く 浦見にぞ行く 宰相の君から大臣夫人の宮の言葉を伝えられた源氏の歌 〜あの鳥辺山で火葬にした妻の煙に似てはいないかと 海人が藻塩を焼く裏を見に行くのです。 【第12帖 須磨 すま】 「お目に…

人目なく 荒れたる宿は 橘の花こそ軒の つまとなりけれ〜源氏の歌にしんみりした気持ちになる女御の返歌🪷

人目なく 荒れたる宿は 橘の花こそ軒の つまとなりけれ 源氏の歌にしんみりした気持ちになる女御の返歌 〜昔を思い出させる橘の香を懐かしく思って ほととぎすが花の散ったこのお邸にやって来ました。 【第11帖 花散里 はなちるさと】 「橘の 香をなつかしみ…

橘の 香をなつかしみ ほととぎす 花散る里を 訪ねてぞとふ〜花散里の姉君💐麗景殿( れいげいでん )の女御に語りかける源氏の君🌸

橘の 香をなつかしみ ほととぎす 花散る里を 訪ねてぞとふ 花散里の姉君麗景殿 れいげいでんの女御に 語りかける源氏の君 〜昔を思い出させる橘の香を 懐かしく思って ほととぎすが花の散ったこのお邸にやって来ました 【第11帖 花散里 はなちるさと】 「橘…

ほととぎす 語らふ声は それながら あなおぼつかな 五月雨《さみだれ》の空〜源氏の君が一度だけ会った中川辺の女人、源氏の歌への返歌💐

ほととぎす 語らふ声は それながら あなおぼつかな 五月雨《さみだれ》の空 源氏の君が一度だけ会った中川辺の女人、 源氏の歌への返歌 〜ほととぎすの声ははっきり分かりますが どのようなご用か分かりません、 五月雨の空のように 【第11帖 花散里 はなち…

をちかへりえぞ忍ばれぬホトトギスほの語らひし宿の垣根に〜ただ一度だけ訪ねたことのある 中川辺の女人に💐 by 源氏の君

をちかへり えぞ忍ばれぬ 杜鵑ホトトギス ほの語らひし 宿の垣根《かきね》に ただ一度だけ訪ねたことのある 中川辺の女人に by 源氏の君 〜昔にたちかえって 懐かしく思わずにはいられない、ほととぎすの声だ かつてわずかに契りを交わしたこの家なので 【…