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源氏物語&古典blog✨🪷 🌿和歌 ときどき漢文🌿

源氏物語、枕草子をはじめ古典の中の 美しい和歌 漢文を紹介してまいります🌸

2023-09-12から1日間の記事一覧

打ち払ふ 《そで》も露けき常夏に 嵐《あらし》吹き添ふ秋も来にけり🪷〜頭中将に by 大したことないように 言いつくろった常夏の女(夕顔の君)😢🌺

打ち払ふ 《そで》も露けき常夏に 嵐《あらし》吹き添ふ秋も来にけり 〜床に積もる塵を払う袖も涙に濡れている常夏(私)の身の上に 荒く吹く風の吹きつける秋までもが やって来ました。 【第2帖 箒木 ははきぎ 私がひそかに情人にした女というのは、 見捨て…

咲きまじる 花は何《いづ》れと わかねども なほ常夏《とこなつ》に しくものぞなき🌺〜常夏の女君(実は 夕顔の君)のご機嫌をとる 頭中将🌿【箒木 ははきぎ】

咲きまじる 花は何《いづ》れと わかねども なほ常夏《とこなつ》に しくものぞなき 〜庭にいろいろ咲いている花はいずれも皆美しいが やはり常夏の花のあなたに及ぶ美しいものはない。 【第2帖 箒木 ははきぎ】 久しく訪《たず》ねて行かなかった時分に、 …

山がつの 垣《かき》は荒るとも をりをりに 哀れはかけよ 撫子の露🌸〜頭中将に常夏の女が送った歌 (実は 当時 恋人であった夕顔の君🪷)【箒木 ははきぎ】

山がつの 垣《かき》は荒るとも をりをりに 哀れはかけよ 撫子の露 〜山家の垣根は荒れていても時々は かわいがってやってください撫子の花を ✳︎ 身分の低い 私のもとにおいでにならなくても構いませんが、 せめて娘(撫でていた子 ナデシコ)だけはかわいが…