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源氏物語&古典blog✨🪷 🌿和歌 ときどき漢文🌿

源氏物語、枕草子をはじめ古典の中の 美しい和歌 漢文を紹介してまいります🌸

2023-09-01から1日間の記事一覧

空蝉の君に あの薄衣を返す時に添えた歌〜逢《あ》ふまでの 形見ばかりと 見しほど ひたすら袖《そで》の 朽ちにけるかな🌸 by 源氏の君

逢《あ》ふまでの 形見ばかりと 見しほどに ひたすら袖《そで》の 朽ちにけるかな 〜再び逢う時までの形見の品というくらいに思い持っていましたが、 そうしている内にひたすら涙で小袖の袖が濡れて、 朽ちてしまいましたよ。 【第4帖 夕顔】 伊予介《いよの…

🪷作らせた故人の衣装の袴の腰に源氏が書いた歌😢〜泣く泣くも 今日《けふ》はわが結《ゆ》ふ 下紐《したひも》を いづれの世にか 解けて見るべき

泣く泣くも 今日《けふ》はわが結《ゆ》ふ 下紐《したひも》を いづれの世にか 解けて見るべき 亡き夕顔の衣装の袴の腰に源氏が書いた歌 〜泣く泣く 今日は私が一人で結ぶ袴の下紐、 いつの世にか貴女と再び会い その結んだ下紐を解いて(心も打ち解けて)逢…